その木は、誰かを温めるために
森からやってくる。
KIKORIプロジェクトで伐採された木々は、ただの廃棄物ではありません。それは、厳しい冬の寒さを和らげ、家族が自然と集まる空間をつくる「エネルギー」の結晶です。私たちは、単に薪ストーブという器具を置くのではなく、火を中心に森と人が繋がる「豊かな暮らしのシステム」を設計しています。
薪ストーブは、単なる暖房器具ではない。
建築の一部である。
火の揺らぎをどこから眺めるか、重い薪をどうスムーズに運び込むか、煙突の配置と法規要件・安全性をどうクリアするか。これらはすべて、高度な建築的知見を必要とする空間設計そのものです。運営母体である「ただいまデザイン(一級建築士事務所)」は、火のある暮らしが持つ心地よさを、確かな技術と知恵で住まいに定着させます。
KIKORIの薪が還る場所。
火のある暮らしの記録。

暮らしの記録 —— 01
家全体を温める、
炎と気流の設計。
不動産市場では「家が建たない」と判断されるような、厳しい高低差のある変形地。そこへ、スギの無垢床や自然素材の壁を用いた、火の温もりが似合う空間を設計しました。リビングの薪ストーブの上部には大きな吹き抜けを設け、熱が自然と2階のホール(家族の図書コーナー兼・洗濯物干場)へと集まるように計算しています。上昇した暖気が階段を通じて家全体をゆっくりと循環し、ストーブ1台でじんわりと温かくなる「気流の構造」を作りました。

暮らしの記録 —— 02
薪棚から土間へ。
火と暮らすための美しい動線。
庭に設けられた大容量の薪棚から、ウッドデッキ、そして薪ストーブが鎮座するタイル張りの広い土間スペースへと、一直線に繋がる動線を設計しました。土間を広く設けることで、外から持ち込んだ薪の木屑や泥を気にすることなく、おおらかに火の番を楽しむことができます。キッチンに立つと、ストーブの揺らぐ炎越しに、外で乾燥を待つ薪棚が見える。KIKORIの活動で生まれた森の循環を、日常の風景として美しく取り込んだ空間の記録です。
KIKORIプロジェクトの運営元である「ただいまデザイン」では、この森と火の循環を体現する、薪ストーブのある木の家づくり(設計・リノベーション)を行っています。
ボランティア活動を主軸としているため、設計をお受けできるのは年に1〜2組のご家族に限られてしまいますが、もしこの活動の理念に深く共感し、私たちと一緒に丁寧な暮らしの仕組みを作りたいと願う方がいれば、以下のフォームよりそっとご相談ください。
※KIKORIプロジェクトの運営元である「ただいま設計事務所」の統合お問い合わせフォームへ繋がります。